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のだめカンタービレ最終楽章:前編

楽しみにしていたのだめ最終章、年末に飛び込みで見てきました!
笑って、音楽堪能して、ほんわかして、感動して、というのを期待してて、もちろん全部盛りだくさんだったんだけど、なんせ展開的に、ラストがあまりにも切なくて・・・まあそこにも笑いの要素もあるんだけど、やっぱり切なさが尾を引いて。
しかも、エンドロールのあとに流れる後編の予告が!もう!短い予告なのに、原作のいいシーン、いい台詞がいっぱいで、それだけでも泣けてくる。そのシーン、その台詞見せちゃうの?と予告への疑問もありつつ・・・。映画は元から予告編で色々見せすぎで、予告が嫌いな私です。が、原作を知ってるので見ます。それでも、やっぱり見せすぎだと思う。




元より、ヨーロッパ編導入のSPドラマの時点から色々原作から削ぎ落とされた部分が多いのは分かってたけど、映画化に当たってはまたざっくり削ぎ落とされ、完全に千秋とのだめの二人にフォーカスが定められていて。
賛否両論はあるんでしょうが、あのエピソード全てを盛り込むには映画2作でも足りないってことです。
その制約の中でも、あれだけのクオリティで原作を再現してるのには脱帽!ブラボー!!

ラストのマルレオケの再起コンサートシーンは、ほんとにじっくり見せてくれて、音楽にも映像にも引き込まれ、長さも感じない、わくわく感と感動のオーケストラ!でもウィリアムテルじゃダメだったの?よくわかんないけど。
その感動のオーケストラシーンの中で、対照的に絶望感に包まれていくのだめ・・・真っ赤な、一際目立つ服装が、ホールの中で埋もれてしまう、その画面とのだめの絶望感がマッチしてて、切ない・・・。

ユンロンいないし、リュカも出てこなくなっちゃって、ヤキトリオ部分もないからバソンエピソードも唐突感あったけど、ムッシュ長田もいないけど、それにドラマの時点でニナ・ルッツを出してないから、千秋のピアノ猛特訓どうすんだろ?と思ったらミルヒ!えっと、ニナのシーンはミルヒにそっくり乗せるってこと?じゃあ原作珠玉のクライマックスのあのシーンはどこで、誰が見守るの?やっぱミルヒ?
あと、Ruiとのだめのエピソードが、というか、「やっぱりこいつにRuiは鬼門なのか」台詞が、原作エピソードをいくつかはずしたせいで、もうちょっと押しが弱かった気がします。ムッシュがいないから、絵のエピソードなかったしね(笑)

帰りにはいつものJ-Pop聞く気になれず、かといって洋楽でもなく、クラシックなんてステキな曲は入ってないので、かろうじてオケ演奏のドラマや映画のサントラを聞いて帰りました(笑)やー、のだめコンピレーションアルバム聞きたくなる!商売上手め!!(爆)

とにかく、千秋の輝きと逆に影を背負ったのだめ、二人の関係、のだめの切なさ、をひきずりつつ、後編が待ち遠しくて仕方ないです。

by yopiko0412 | 2010-01-07 22:28 | 映画  

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