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『容疑者Xの献身』

映画の前に読んでおきたかった、原作。
文庫になったので読了。



これは、予測はしてるけど、原作と映画はだいぶ変わるだろうなぁ。
だって、もちろん草薙パートは薫な訳で。湯川と草薙、湯川と石神、の二つの友情関係が成立しなくなる・・・。
んで、石神のイメージも違う。堤さんは大好きだけど、石神とは違うんだなあ・・・そして原作石神の唯一の落ち度(誤算かな)だった部分とか、成立しないんじゃないかと。

小説は一気に読んでしまうくらい、どうなってるのこのあとどうなるのという展開。
ほんとに地味なんだけど、だからこそ大詰めの部分はそれまで抑えられていた石神の内面や、湯川の苦悩が、草薙の戸惑いが、畳み掛けてくる。

結末は、私にとっては納得いくもの。石神は納得しないだろうけど、長い目で見たら、花岡母娘は救われたはずだし、いつか石神と母娘が堂々と会うことも望めるのでは、と思えるから。

しかし、ドラマガリレオの時も、話によっては設定ががらっと変わってたし、最終話もあれだった(^^ゞけど・・・この映画化もどれだけ変わってくるのか。
重厚で純粋な男の物語として見たかった、とも思ってしまう・・・。
ま、この素材をどう料理するか、楽しみにしてます!

by yopiko0412 | 2008-08-13 08:28 | 読書  

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