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劇団四季『キャッツ』

2005/2/25-18:30開演 キャッツシアター

何年振りかのキャッツ、でした。自分の中でストーリーの記憶が短いなあ、と思ってたんですが、やっぱりこれはストーリー性よりも歌と踊りを見せる(魅せる)ものなんだな、と認識。エンターテイメントショー的?視覚的に、聴覚的に、楽しさ満載でした。


まず、劇場とか舞台とかのこと。
キャッツシアターは、さすがにキャッツのために作ってあるから、入った瞬間に「わぁ」と声を上げてしまったキャッツな世界。壁から2階の手すりから、全部に猫たちが集まる雑多な世界の装飾(巨大なゴム靴とかペットフードのボックスのオブジェなどなど)が施してある。しかも、公式サイトでも言ってるように、一番後ろからでも、全然遠くない、客席と舞台がすごく近い造り。目玉の回る客席も、回ってました~(笑)というか、開演前に舞台セットだと思ってた部分が、実は舞台の裏側だった、というのが驚きでした・・・そうだよな、あんなにセットが背が高いと前の人見えないよ、とか思ってたんだ、私。ということはあの回る客席の人だけは、開演前は舞台の裏側にいて表のホンモノの舞台装置が見えてた(意味わかりにくいな・・・)てことだ。おもしろい~!

セットの使い方も、劇場全体をセットに見立てて、客席から登場もするし舞台から客席にどんどん降りてくるし、2階席にも登ってくしでどの席にいても楽しめるようになってるのかな♪でもどこ見てたらいいか悩むかも(笑)




内容的には、一幕より二幕の方が断然おもしろかったです!てか一幕の後半ちょっと落ちました・・・すいません(汗)延々とアンサンブルでの歌とダンスが続くとさすがに・・・。あ、でも一幕始めの方で登場する
「立てなくなっちゃった猫」のことはなんだか鮮明に覚えてた!!ぐうたらしてちゃいけないんだ、ていう記憶が強かったのかもしれない(爆)

二幕はほんとに個性豊かな猫たちのパフォーマンスで楽しかった~(*^^*)電車の車掌さんはついつい一緒に歌いたくなるくらいだし、マジック猫はマジックだけでなくバレーの身のこなしが素敵だった♪でもあれ、ストーリー的には、悪い猫に連れ去られた長老猫をマジックで出現させる、て何の意味もないような・・・いいのか、ストーリー気にしなくて。悪い猫との戦いのシーンも迫力あって、舞台と客席を一体化させる演出、あれはあの辺の席にいたらおもしろかっただろうなあ、と思った。やっぱり席選びたくなりますね・・・。

あと好きだったのは、昔人気俳優だった老猫の歌、とそれに続く劇中劇!あの変わり身もきれいだったし、海賊とシャムネコ軍団との戦いもかっこよかった。


結局、ストーリーとして、グリザベラがなぜ仲間たちに受け入れられ、ジェリクルに選ばれたのか、がどうも釈然としないんだけど・・・私理解力悪いのかなあ?それでも、グリザベラの、最後のメモリーはやっぱりなんかぐっときました。なんでだろう?歌詞のせいか・・・。メモリーを歌う、もう一匹の猫、白(金?)の若い猫ちゃんの声がとっても高音がきれいに出てて、すがすがしかったです。グリザベラは重たい歌い方だから、対照的なんだけど、どちらも際立っていいんじゃないかな。


カーテンコールまで、全て演出されている、というのがまあ四季らしいといえば四季らしい。あれもお楽しみの一つだからいいのかな。ここでも、席の重要性を認識。だって、カーテンコールで、猫の一匹が私のいた列までやってきて通路側の観客と握手してた!!あぁ、せめて通路側に座ってたかった~(>_<)/

by yopiko0412 | 2005-02-27 02:12 | ミュージカル  

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