『鹿男あをによし』

フジテレビのドラマにはまり、やっと、万城目学氏著の原作『鹿男あをによし』の方を読了。

いやー、これ、ドラマ班はすごく原作を大事に、それでいてオリジナル設定や脚本を膨らませて、ドラマの面白さも追求したハイクオリティな作りをしたんですねー。



藤原君の設定の違い、ドラマでは大きく関わってきてましたが、原作を読んでもあれをあまり不自然とは思いませんでした。そして、彼女の存在により、ドラマではマドンナの存在も大きめに扱われていたわけですね。納得。
重さんも、原作ではそれほどのインパクトはなかったけれど、ドラマではなにげにふわっと核心を突く言葉を発したり、気を利かせてみたり、ちょっとおもしろみも発してたり、でもやっぱり邪魔にはならない程度で、すごく自然でした。
ドラマでは大和杯のあとの展開もダイナミックになってたし、リチャードが鼠の運び番だとわかるまで、はらはらさせられましたが、原作では全く別のトリックというか、仕掛けで一気にたたみかけていたんですね。ドラマなりの膨らまし方はさすがです。

でもでも、それだけたくさん膨らませておきながら、原作の中の重要なセリフはきっちりと再現されていて。
そういうところは大事に扱われたんだなーというのがひしひしと感じられました。
世界観とか、登場人物のキャラクターとか、ちょっとしたメッセージはきちんと伝わっていました。

これ、読書をするのはもっぱら電車の中だったのですが、ドラマのサントラCDを聴きながらだと、これまた格別のものがありました(笑)
このサントラも、秀作ですからねー特にエンディング(爆)鹿が疾走する姿が頭に浮かんできます~(^o^)

ちなみに、ドラマの最後で落胆するリチャードに「実は鹿から卑弥呼の墓の場所を教えてもらいましたが、教頭には教えてあげません」という小川先生は、私の解釈では「落胆してるリチャードを励ますため」の小川先生なりの優しさだと思ってました。
原作では明らかに意地悪してるような感じですが、私はドラマの解釈の方が好きかなー。
あ、あとは、鹿のキャラクター☆これは声優の山ちゃんの功績であり、ドラマ脚本の功績でもあります。ステキ!

同じく万城目学氏の『鴨川ホルモー』も、山田孝之君で映画化が決定しているようなので、こちらも原作を読んでみようかな、と思います。
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by yopiko0412 | 2008-05-06 21:00 | 読書  

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