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『オーシャンズ13』

公開すぐのタイミングで観に行きました。事前情報ほとんどなし。予告すらろくに見てないと思います。おかげで純粋に楽しめました。
観てる間も、観終わってからも、「12」での消化不良感がなく、すかっと爽快に楽しめたなーと。ま、ところどころ意味不明だったりわからなかったりもしたけど、そんなのは御愛嬌。というか、あんまり細かいことに拘ってると展開が早いので置いてかれるし(汗)
しかし、あれですね、タイトルは既に意味を成していないという(爆)だって、明らかに13人いなかったもん。女性2人はどうした?みたいな。会話の端々に少し登場はしたけど、それだけ。ちょっとくらい出たっていいのに・・・。




ソダーバーグらしいカメラワークとか、画面の粗とか、色の使い方とか、ところどころにある笑い、そしてスタイリッシュさ。そう、このスタイリッシュというのが、オーシャンズには欠かせない要素だと思うので。だから、「12」はなんとなくスタイリッシュじゃなかったなあ、という消化不良感があったんですが、今回はまた豪華にラスベガス全面協力か?!というくらいの映像にも助けられ、仕掛けもド派手、キャッチコピーの通りだったな!と思いますね。
しかしあのホテル、空撮での位置では今のアラジンがあるあたりでしょうか?なんの違和感もなく収まってるのはさすが!ベラッジオは噴水前も貸切だし、全景もあり、噴水のショーまで映ってて、あれはあれでものすごい宣伝効果かな~と。窓の外にはMIRAGEやMANDARINE BAYが映りこんでたり、ベガスを知ってるだけに、映像にもまた違った楽しみが♪

随所にお笑い的要素がいっぱいでしたが、全部は拾いきれてないですが、お気に入りがいくつか。
・「所詮はアナログ」と言われてるダニーとラスティ、それは手口だけではなく人情モノに弱い部分も指摘されてたのかな(笑)だってそもそも「義理人情」の感覚で今回のプロジェクトやってるわけだし。アナログ万歳!てか、あのTV番組は実際にも存在するんでしょうか?泣いてたのをごまかすダニー、その隣で感動しちゃうラスティ、かわいぃ~♪しかもその落ちを最後のベネディクトの落ちにまで繋げてしまうあたり、遊び心満載ですっ。
・ライナスの扱いって相変わらず(笑)本人は一生懸命一人前に振舞いたいみたいだけど、そうはさせないダニーとラスティ。かわいい弟分って感じなんだろうなーと。で、結局媚薬使ってるしね、ライナスも(爆)鼻とかね、面白いし。パパもついに登場しちゃったし。おぉ~!という感じでした。
・メキシコの工場のあたりとの、金銭感覚のギャップっぷりがすごかったですね(笑)そこに必死に加担するオーシャンズの二人組み。でもそれが実は工場で働いてる兄と、ベガスで働いてる弟にまで繋がって、助けになるとは!うまい!!
・VIP とVUP、エンドクレジットでも、あのホテルチェックに現れて不憫だった人は「VUP」と表示されてたのがにやり☆彼の当たり額が1100万ドルだったのも、前半のオーシャンズのやり取りの中に「1000万じゃやらない、1100万ならやる」て誰かが(ソールかな?)言ってたのを引き継いでるんでしょうねー。にやり☆
・何重にも張り巡らせたプラン、リビングストンが見つかることも、ベネディクトに裏切られることも、ぜーんぶ予測しててのやりとりだから、「多分ダイヤは偽者だろうな」とおもったけどさ、でもそれすらもおかしくなってくるから不思議。

ラストは、またばらばらになっていくオーシャンズ。この適度な距離感がいいですね。ライナスの「会う事があれば、また会おう」みたいな台詞を茶化すダニーとラスティ。最後まで(笑)
実は前2作を観た事のなかった同行者が、観終わっての感想は「ルパンみたいな感じで面白かった」だそうです。あぁ、言いたいことはわかる!と思いました。前を知らなくても楽しめたみたいでよかったけど、でもやっぱり前を知ってるからこそ、だとも思うけど(汗)
次があるかどうかわからないけど、とりあえず、「11」「12」をもう一度見たくなりました~。

by yopiko0412 | 2007-08-13 19:55 | 映画  

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