『恋の骨折り損』

2007/3/21-18:00開演 さいたま芸術劇場

去年『間違いの喜劇』のインパクトがものすごかった、シェイクスピア喜劇のオール・メール・シリーズ。
面白かった・・・面白かったと思うけど、なんか消化不良。去年のあれを思い浮かべて行ったけど、なんか釈然としない部分もあったり。





まず一番気になったのが、道化の存在感。今回はアーマードがそれに当るだろうし、さらに似たような役割で田舎者と、アーマードの従者もいて、でもどの役もイマイチ・・・。従者のズボンが落ちるのは、まだいいとして、その下が木の葉って・・・あんまり笑えない。アーマードの喋り方も、あれが演出によるものなのか、あの役者さんの問題なのかわからないけど、一辺倒でだんだん飽きてくる。
それから、ラップ・・・。面白い試みだし、初めは「お!」と思ったけど、多すぎた気がします。ただでさえ、台詞量が多く、しかも言葉遊びがてんこもりでついていくのが大変なのに、ラップになるとますますわかりません。肝心の台詞も聞こえなくなっちゃったし、言葉遊びもわからず雰囲気だけでラップ終了、みたいな。リズムに乗れてない人もいたし、ね・・・(汗)
後は元々の戯曲の問題でしょうが、後半の9人の勇者の出し物とか、なんか長々とやったわりにはそんなに面白くなかったんですけどね・・・。そして、4組の男女カップルのうち、2組は結局あんまりキャラクターや背景がわからず、正直王と王女、ビローンとロザラインほど、ラストの戒めとか意味もなくなってしまったような。
というか、ラストがあんなだとは思わなかった!途中でも、どうも女性達が、自分達も一目ぼれしてる割には、男性陣をからかいまくってて、それはそれで気位が高いけど愛情表現かと思っていたら、「あなたはこんな欠点がある、だからそれを改めなさい」てじゃあ彼女達には欠点がないのか?というか彼女達の仕打ちこそ酷くないか?と思ったり・・・。だって惚れてたんでしょ?どこに?見た目に?とちょっと理解不能になりました。

と色々思うところはありましたが、楽しめる部分も多々あり☆
やっぱり衣装と舞台の美しさは格別。あの樹すごいですよねぇ。
北村さんにあの衣装はほんとに御似合いでした~。舞台で見たのは初めてだけど、声もよく通るし、ドラマじゃアクの強い役ばっかりだけど、新鮮な印象だったし、ゴージャスの舞台が楽しみになりました。
そして蜷川さんの舞台で大好きな高橋洋さん!ビローンという役どころは、それこそ口が立つ、話を引っ張っていく役どころであり、またロザラインとのミスマッチコンビがテンポ良く、また新しい洋さんを見せてもらいました。貴族な、ノーブルな雰囲気もちゃんと出てましたよ(笑)
そして、相変わらず月川くんは細い、白い、美しい、で硬質なキャラが似合ってました。

次は『お気に召すまま』の再演ですね、チラシが入っていたので、わくわくが増しました♪
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by yopiko0412 | 2007-03-29 21:43 | 演劇  

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