『朧の森に棲む鬼』思いつき私的考察

酒と芝居の日々の花梨さんの朧考察(こことかこことか)を読んでいて、ちょっと思いついたことが。



朧たちに会うまでは、まさしくライの舌先と、キンタの腕っぷしで、二人で村を出て生き抜いてきた、いわば一蓮托生だったのじゃないかと。で、朧たちから舌と同じに動く刀をもらったことで、ライが「朧の刀はキンタの腕っぷしの代わり」と勘違いしたんじゃないかとか。実は舌と刀は同じモノなのに、だからまだキンタの腕が必要なのに、それを勘違いしてキンタをいらないと思ってしまったのか・・・。
と考えると、花梨さんが言う、キンタを切り捨てたところから綻びが始まる、ていうのに合うかもしれない。

でも、その一方で、キンタに「俺についてくれば金でも女でも望みのままにしてやる!」と言ってキンタを誘うライは、あの時点ではやっぱりキンタを連れて行きたかったんだと思いたい、ところもあります(笑)だって、ほんとに「いらない」ならあの時点で自分だけ王への道を突っ走ることも出来たわけで。そしてその先のライの王への道の中で「お前の本気が俺のウソを真実にする」ていうのも、後付けの理由だったのかもしれない、とか。ま、ライがどこからどこまで始めから考えていたのか、わからないんですけど、結構行き当たりばったりなところもあったような・・・。

あと、一つ始めから気になってたのは、キンタの目をつぶして、留めを刺した(つもりの)ライに向けてマダレが言った「俺はあんたを見誤ってたみたいだ」て台詞。
これ、「あんたはそんな人間だと思ってなかった」てことですよねえ。これをどう捉えたらいいのかな、と思ってたんですが。これってやっぱりマダレから見ても、ライはキンタだけは裏切らないと思ってたんだろうなと。
それまでも全面的に完璧に信じてたわけじゃなかっただろうけど、でもキンタすらも切り捨てたライを見て、マダレは自分もいつ切り捨てられてもおかしくない、それを実感したと。
マダレ自身も悪なんだけど、この人実は色々周りのことも見えてるんだと思います。ラジョウを守ってるのだって親分としてはちゃんと信頼されてやってたようだし、ライに見切りをつけた後の言動も、結構思慮深い(笑)「言葉にしてしまうとあいつと同じ土俵に立ってしまうようで」てなかなか普通の悪党には言えない言葉。

特に何かまとめるつもりはなく、思いついたことをつらつら書きなぐっただけになっちゃった・・・(^-^;
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by yopiko0412 | 2007-01-16 01:39 | 演劇  

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