演劇集団キャラメルボックス『雨と夢のあとに』

2006/8/12-14:00 サンシャイン劇場

小説→ドラマ→舞台と変遷してきた『雨と夢のあとに』、ドラマ版はたまーに家人が見ているのを眺めて、上川さんがゲストの回だけ「これは誰?」「どういう関係?」なんて家人に聞きながら見ました。だから内容を知っているような、知らないような・・・。
でもそんなこと関係なく、要所要所で泣かされ、笑わされ、ほっこり心暖まり、劇場を後にしました。
ま、外に出てみたら豪雨&落雷で交通機関が止まっている事態に打撃を受けたんですけどね~(汗)




ストーリーは色々とてんこ盛りなため、若干急ぎすぎなところもあり・・・。ていうか、マリアが雨に執着するのが急過ぎ&早過ぎて、彼女にまったく感情移入できなかった・・・。ま、雨がマリアの言うことを聞き入れすぎなのとかも、あるけれど。暁子の突然の復讐劇も、唐突感あったよなあ(^o^;
泣きポイントは、主に岡田達也さん演じる朝晴関連。序盤、幽霊になっても雨を守りたい、雨と暮らしたい、と暁子に訴えるところで既にじーんとしちゃった(早)あと、朝晴と両親のシーンはもう、どこもかしこもぼろぼろくる!うぅっと声というか音立てて泣きそうになって必死で我慢しました・・・。あとは、幽霊が触れると生きている人間の生気を吸う、と知った時の朝晴の苦しみ。その後のシーンではことあるごとに雨に触れられる度に必死で、辛そうに、引き離す朝晴の表情が苦しくて苦しくて。で、ラスト、全てを話してこの世界に別れを告げることを決心したあと、親しい人々との別れの数々。もう、これでもかこれでもかというくらい立て続けにやられるやられる・・・霧子のところと、北斗のところで嗚咽・・・。
逆に、雨と朝晴の別れは意外と冷静に捉えた気がする。なんでだろう?あそこでいきなり雨が「知ってたよ」ていうのが、いつからなのか、ちょっとわからなかった。マリアから色々聞かされたからかな、とも思うけど、まさか始めっからって訳は無いだろうし。始めからならそれなりの伏線がないとおかしいものねー。
でもな、結局あそこまで雨に執着してるのに、なぜ蝶を追いかける、と思わなくも無いですが、雨にあの蝶を見せたかった、てことでいいんでしょうか。

役者さん。
雨ちゃんは福田麻由子ちゃん。ドラマなんかですんごいいい演技で注目してました。で、舞台というとこれまた難易度高いんだな、と。いや、普通に考えたら小学生が大人に混じって2時間の舞台やってるんだからとんでもないことなんですけど!でもね、やっぱりテレビと舞台って違うのね、とも思わせられました。舞台用に発声してるのが、逆にいつもの演技力を奪っている気がしたり、強弱の無さを感じたり、滑舌の甘いところがあったり。(だから雨と朝晴のシーンが冷静に観れたのかも、ね。)ま、そういうのは大人の出演者だって誰でもいつでも完璧ではないので、今後彼女が舞台というフィールドでもスキルアップを目指したら、メキメキ力を付けるんだろうな、と思いました。

朝晴は岡田達也さん。も、既に書きましたがやられまくり・・・(涙)雨だけでなく、自分の周りの人への全ての苦悩が舞台からびしばし伝わってきました。両親に土下座するシーンは、力なくよれよれと膝をついて謝ったら結果的に土下座になっちゃった、みたいな雰囲気で、嫌味が無い。あんなお父さんいたらいいなーと思うお父さん。

早川夫妻はゲストで久松さんと楠見さん。お二人とも緩急自在で、面白いし時々なんだかカッコよく見えるし(笑)一生懸命だし、いいあんちゃん&あねさんでした。特に楠見さんの、朝晴が見えてないけど見えてる振り、な演技が絶妙に面白い(*^^*)えー朝晴くんそんなちっちゃいのー??(爆)

個人的に前からツボな畑中さんは、今回のほっくんもかなりのツボでしたo(^o^)o
やーほんとにバカで真面目で真っ直ぐで、愛しいほっくん!みんなにいじ(め)られてますます輝くほっくん☆だからこそ、死んだ朝晴に真剣に食って掛かるシーンに説得力が増して、最後に雨と朝晴のために動く北斗がかっこいいったらない。美味しいぞ、この役(爆)あー大好きです(*^^*)←北斗がか、畑中さんがかは謎(笑)

朝晴の両親とか、マリアなんか、配役はさすがでした。マリアに感情移入できるかどうかはともかく、岡田さんの声とか佇まいとかぴったりでステキ♪

急ぎすぎだったり、ツッコミどころもあったりするけれど、僕ポケ&広くてに比べたら負けるけど、確実に文句なく泣けるし最後はちょっと幸せになれる、ステキなファンタジーでした(*^^*)
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by yopiko0412 | 2006-08-19 22:44 | 演劇  

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