『内野聖陽 with METAL MACBETH GROUP』

2005/11/7-19:00開演 LIQUIDROOM

来年のSHINKANSEN☆RS 『メタルマクベス』 の前哨戦でもあるこのライブ、どんな感じだかまったく想像の付かない中で行って来ました。

会場に着いて、予測していたとはいえ、どうも客層が不思議でした(笑)ライブハウスとは思えないような年齢層の方が多く、中にはカジュアル着物の方もいて・・・その格好は大変では?
会場内は既に見やすい位置には隙間はなく、メインフロアの一番後方、関係者席&カメラ席になっている手摺の前に隙間を見つけて入り込んだら、後にはいのうえひでのり氏が座ってました。驚いた。いつも通りの格好で、机に頬杖をついて顎を押さえて座ってる姿をちらちら気にしてたら、話し声まで聞こえてきて。

そして、開演前のアナウンスもちょっと面白かった、というか、独特(笑)だって、「これはライブなので通常の演劇とは違い、大音量になります」とか言い出して、「スピーカーの前は特に大音量なので気をつけてください」というような注意。これにはさすがに会場内からも笑いが出てましたねー。でも演劇客層だから特別なアナウンスだったのかと。

そして、開演。
とりあえず、覚えている限り曲について。曲名は紹介があったものはわかるけど、あとは歌詞の中から私が勝手に取り出した言葉を充ててます。




1.『俺は愛妻家』メタルマクベスより
内野さん、ちょっと声が聞こえずらかった・・・1曲目だし、大変なのかな。バンドは爆音、かっちょいい!
題材が『マクベス』だからね、歌詞を聴くと「ああ、なるほど」と思うしすんなり入ってくる。マクベスのマクベス夫人について歌った歌だけど、サビが「俺は愛妻家ー!」だからなんか可笑しい(笑)

2.『俺の顔はおしゃべり』メタルマクベスより
だんだん声が出てきた内野さん。
これはマクベスが罪を犯した後の歌でしょう、「俺の顔はおしゃべり、顔に出ちゃう」みたいな歌詞。「星よ消えて俺の邪悪な顔を隠してくれ」だっけ?そういう歌詞もあり、なるほど~。

3.『スコーピオン・ハート』メタルマクベスより
これは、曲紹介がありました。「俺の心はサソリだらけ」ということで、「スコーピオン・ハート」なんだけど、歌詞聴いてたら途中で「コブラ・ハート」も入ってた。その変遷は歌詞が聞こえなかったのか頭に入らなかったのか・・・。これ、メロディも覚えやすく、ノリやすかった☆

4.『女の股から生まれた男』メタルマクベスより
これも曲紹介あり。題名聞いた瞬間に何の歌かわかる。シェイクスピアの台詞との符合が楽しい♪あとから、メタルマクベスの歌詞全てがクドカン作詞だと聞き、納得。
この歌では内野さん、俳優パワーを発揮して、魔女の予言を演じてました。さすがに上手いよね~。

ここまで、メタルマクベスを一気に4曲、合間のMCで「新曲」と言ってましたが、まあそうだけど、なんかおかしいよね、会場からも変な笑いが。バリバリのヘビメタナンバーで、バンドは力強いしカッコよかった!!歌詞の中に「マクベスは王を殺して眠りを殺した、マクベスはもう眠れない」とか「女の股から生まれた男にマクベスは殺せない」とか入ってるのでミュージカルじゃないけど台詞も歌詞に織り込みなんだろうなあ。マクベスのナンバーだけでこんな完成度なら、マクベス夫人やマグダフはどうなんだ?!と期待感が高まる。

この後、J-POPならぬ、歌謡曲3曲。MCでは「30代、40代の方、知ってるはずです」という感じだったので危険だと思ってたら、案の定どれも知らない歌だった・・・。
5.井上陽水『氷の世界』
6.ジュリー『ニーナ』(曲名正確には知らない)
7.山口百恵(題名さっぱりわかりません)
ジュリーの曲が終わった後、「ニーナというのは、蜷川さんのことじゃありません!」といって笑いを取る。「我々演劇人は裏ではあの蜷川さんをニーナと呼んでるんですけど・・・みなさん知ってました?」知ってますから(爆)
そして、山口百恵さんの歌に入る前、「僕は男性でも女性でも、心には熱いものを持っていて、でも表面上はそんなことを感じさせない、そんな人が好きで」とかわけのわからないことを言いだしました。そこから「僕も本業は俳優なんですけど、演技でもそんな風に、表面上はさらっとしてるけど、内に熱いものを秘めた、そんな演技をしたいと思ってます」と演技論へ、そして「次の曲は、熱い想いを持った女性の歌です、女になってみました」と繋げて曲へ入りました。この辺のトークは決まってたのかなあ?

ここら辺から私の記憶も曖昧になりつつあります。
確かこのあと1曲ロックンロールなんとかっていうのがありました。これも既存の曲でしょうね、ノリノリで軽快なロック!でした。
そして、MCで『メタルマクベス』についての説明。
マクベスのストーリーをとーっても凝縮して簡単に説明した後、次の曲紹介。「栄光をすごいスピードで昇って行って、一気に転げ落ちる、そんな時の歌」ということで。あ、この時にクドカンが台本を書いていて、ということを言ってました。「歌詞も宮藤君が書いてて、だからどっかふざけてるでしょ」みたいなコメント。台本はまだ10枚程度しかできていなく、岡崎さんによると「今日も書いてるらしいよ」とのこと。頑張れ、クドカン!!
9.『私の失意』メタルマクベスより
とても静かな、哀しい歌。「妻もいない、何も無い、残ったのは空しさと哀しさだけ」というような歌詞。失意のどん底、という歌詞もあった。かなり物語後半の歌ももうできてるんだー。
メタルマクベスからは、この5曲目で終わり。メタルマクベスに関しての感想は後にまとめます。

この後はミュージカルナンバーを色々と。
10.『ゲッセマネ』ジーザスクライストスーパースターより
内野さんも「観たことはない」と言ってましたが、私も舞台自体は観たことがなく、でもテレビで岡さんが歌ってるのを聴いて鳥肌たった曲。どうなるかと思ったら、なんと英語で歌った。のでなんか歌詞が上滑りしちゃっててよくわからなかった・・・日本語でよかったんでは?MCでは観たことないけど好きな曲、と主張してました(笑)
11.『オペラ座の怪人』オペラ座の怪人より
これも超有名曲。この曲の前に、ゲストとして、来年の舞台にも出演するという冠くん登場。全然知らないんですが、しきりに「シャウターです!」と紹介してただけに、シャウトは激しかった。
12.13.ここで多分エリザベートから2曲やってた、はず。1曲は題名わかりません、もう1曲は『闇が広がる』でした。どうでもいいけど、エリザベートを示す小道具である帽子を被った瞬間から会場の空気が変わった気がします。それまであの爆音ノリノリの中、文字通り「微動だにせず」ステージを見つめていたおばさまがちょっと動き出した!リズム取ってました!!(爆)

そして一度はけてからアンコール。会場限定発売のTシャツ着て登場。
14.『最後のダンス』エリザベートより
これはたけしの誰でもピカソで宝塚の方が歌ってたのを聴いたことがあったのでなんとなく知ってた。なぜか会場の盛り上がりが最高潮に感じました・・・振りまでできてるけど、これミュージカルナンバーよね?帝劇で振りするはずないけど、もしや内野さんのイベントなんかではああやってコンサート風にやってるのかしら??
15.郷ひろみ(曲名わかりません)
これでラスト、曲が終わると「終わりー!」と叫んでたのがかわいかった(笑)

あと、重大なトークがありました。内野さんファンにはもう当然のことのようでしたが、私は初耳、ていうかあり得んと呟いてしまいましたが、2003年レミゼプレビューでの「対決」への出トチリ事件!これ普通に有名な話なんでしょうか?ほんと、あり得ないですよ、ジャベールがいない「対決」だなんて・・・(涙)ご本人、「最大の汚点」だけど「だんだん笑点になりつつある」と言ってましたが、そうなのか・・・。

さて、だいぶ長くなりましたが、メタルマクベスへの期待をまとめにしようかと。
台本はまだまだのようですが、楽曲レベルでは歌詞の遊びもあり、シェイクスピアの言葉も織り込みつつ、ということでかなり期待が膨らみます。しかしマクベスの内野さんだけでなく出演者全員がヘビメタ歌うんですよね・・・ヘビメタ歌う、松たか子さん、ヘビメタ歌う、森山未來君に北村有起哉さん、あんまり想像できないんですけど・・・あ、北村さんはありかな。てかマグダフはどちら?
今回歌った5曲がそのまま来年舞台に乗るとは思ってません。きっと変更が入るものと思われます。それでもあの雰囲気と、歌詞感なら、磨けばどんどんよくなるんでしょう☆
内野さんのMCの中で、『メタルマクベス』のことを『ヘビメタ歌劇』と称してました。それが正しいのかどうかわからないけれど、奇しくも、『SHIROH』の副音声で中島かずきさんが「いのうえは、本当は100%ロックの歌だけのものがやりたいんじゃないか、そうなるとロックミュージカルじゃなくてロックオペラだけど。」という話をしていたのを思い出しました。100%じゃないかもしれないけど、『メタルマクベス』はロックオペラならぬ、ヘビメタオペラ(?)になるんだろうなーと。『SHIROH』から本格的に始まったいのうえさん(劇団☆新感線)の新しい試みの成長を観ることができると思うと、ますます、楽しみです。それを経て、いつか『SHIROH』再演を是非!
(カメラ入ってたけど、このライブだけでDVD出すのかしら?それとも『メタルマクベス』のDVD特典とか?)

あ、もう一つ。
バンド、さいこーでした!岡崎さん、めちゃくちゃかっこよかった!!岡崎さんのブログで体調を崩された後の「プレイヤー復帰」がこのライブだと言ってましたが、そんなこと微塵も感じさせない演奏、2ギターの聴かせどころもあり、5人のバンドとは思えない重厚な編曲も素晴らしかったです☆ライブ慣れしていない客席だったためギターソロの後の盛り上がりが欠けてしまったことが残念ですが、私は精一杯拍手と歓声を上げてみました(笑)
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by yopiko0412 | 2005-11-08 13:14 | ライブ・音楽  

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