『エドモンド』(と『贋作・罪と罰』チラシなど)

2005/8/28-15:00開演 青山円形劇場

青山円形劇場って実は初めてでした。青山劇場は散々行ってるのに、「はて?円形劇場ってどこか別の入口?」とか思っていたら、青山劇場入口手前左手にあった・・・普段青劇しか目に入ってないからですかね、視野が狭くてダメだなあ(汗)ちなみにちょうど青劇では日本版プロデューサーズやってまして、入口にチカチカの電飾の付いた黒い門(?)があった。そこにマーカーでやたら悪戯書きがあったんだけど、あれはそういうためのものなの?そういえば岡幸二郎さんのブログで紹介されてた「手の人」の悪戯書きもあそこにあったのかな~(笑)
で、円形劇場。ここ入るのある意味違和感が。お子様のプールかなんかあるようで、親子連れの方多数、入った途端にプール独特の強い消毒臭さ。なんか雑然としてるし、あんまり「劇場」な雰囲気じゃないですね。しかもなぜか入口にはTOYOTAのF1カーが展示されてる!そっちに反応してる私もどうかと思いますが(笑)
劇場はその3F。エレベーターを降りたらいきなりロビーというかなんというかな狭い空間に、かなりの数の花が並んでました。やっしー八嶋智人さんの守備範囲の広さが伺える面々からの花。演出家長塚圭史さんへの多くの俳優陣からの花。きょんきょんへの花。出演者の顔ぶれから派生するこういう花を見るのもいつも楽しみなんです♪




珍しく劇場の話なんかしてる・・・。
劇場内は、本当に「円形」の舞台をぐるっと取り囲むようにした客席が5列。若干の傾斜があるのでそんなに見えずらいことは無かったけど、それでもちょっと前の人の頭に隠れてしまった部分もあったかな。その円形の舞台にはセットらしきものは何も無く。役者さんが自分達で椅子やら敷物やらを持って登場して、場面を作っていく形。でも結構暗転の時間が長くてだれちゃったかも。照明も凝ってて、舞台全体を照らさず、見せたい部分だけに照明が当たるので、方向性がわかりやすくていいかも。360度観客の目にさらされる舞台だから、どこが前とか後とかないので、席によって見えるものが違ってくるんですよね、不思議な感覚でした。

お話は・・・ある平凡な男が、占い師に「今あなたはあなたが本来いるべき場所にはいない」と言われたことで、それまでの生活を投げ捨てて自分の思い通りにしようとするが、全て思うとおりに行かず、騙され、貶められ、辱められてどんどん転落していく。そして彼がたどり着くのはどこなのか、というような内容。
これ、なんとなく「KITCHEN」と似た感想なんですけど、やっぱりこういう内容の翻訳物は難しいんじゃないかと。明らかに、白人と黒人(敢えてこの言葉使います)の人種差別やら、キリスト教的宗教観やらが主軸となっていて、後半は特にエドモンドの禅問答のような心理描写が続き、着いていけなくなる部分もあった。ラストとかちょっと謎だったし・・・彼はすべて悟って、だからあの黒人の男性囚人にキスしたの?わからん。
前半の、エドモンドが転落していく様、そしてそんな社会にどんどん疑心暗鬼になったり、自分の考えを知って欲しいと思ったり、でもそれをちゃんと聞いてくれない、という一種の被害妄想が過剰な言動になったり、ていうところはすごい展開だなーと思うし、ある意味人間誰しもどこかに持っている闇の部分だけを露骨に抜き出しているのかもと思います。ま、でも人間の闇の部分を見て面白いとはなかなか思えないんですけどね・・・あの描写が秀逸だということ。

舞台で観るのは初のやっしーでしたが、やっしーってこんなに細かったっけ?が第一印象(笑)なんか、眼鏡も掛けてないし、いつもの人懐っこい笑顔もないのでずいぶんシャープな印象だったな。演技はかなり鬼気迫ってました。着替えのシーンは、あれあんな見せ方すると思わなかったんでびっくりしたんですが、私の席はちょうどやっしーの真横だったのでよく見えず。え?見せてはいなかったんですよね、さすがに?
やっしー以外の人々は複数の役をかわるがわる演じてて、めまぐるしい。やっしーの妻役だったきょんきょんがすぐ後のシーンでは詐欺師のさくらのヤンキー娘だったりして。でも妻の役よりはっちゃけてて楽しそうに見えたな~。やっしーに殺されてしまうウェイトレスの役が一番の見せ場かな。始めは気にしていなかったエドモンドの言動の裏の恐怖にだんだん追い詰められていくのが恐かった。

チラシは少なかったですが、一つ嬉しかったのは『贋作・罪と罰』の本チラシ!かっこいいー☆
と思ったら日刊スポーツの記事によると松さん男装なのか、だからあの様相なのねと納得。
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by yopiko0412 | 2005-09-01 21:58 | 演劇  

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