演劇集団キャラメルボックス『広くてすてきな宇宙じゃないか』

2005/6/11-16:00開演 シアターアプル

えーと、『僕の~』を観て、記事を書いてる間にも、すっかり観に行く気満々だった『広くて~』なんですが、前日予約券は仕事中で取れず、でもキャラメルのチケットセンターに電話で確認したところ当日券は1時間以上前から並ぶ人もいる、土日だとますます多いかも、ということを教えてもらい、さらに加藤さんのブログで土日は別会場での生放送席を設けることも知り、それらを踏まえてこれは並んだらちゃんと観れる、と思い、初めて当日券での観劇となりました!
しかも、千秋楽ではないけど、土曜日だから絶対混む、と思ってずいぶん早く、14:00に劇場に行ったら、8人目(爆)気合入れすぎでした~。でもてっきり立って並ぶのかと思ったら、小さな簡易椅子が用意されてて、座って待てたのでよかったです。そして発売時間が近づくと、チケットの種類の説明が。今座ってる小さな椅子席、通路に座布団の席、補助席、立見、そして別会場で生放送と5種類の用意があるとのこと。でも小さな椅子席は、あまり大きな人だと他の方が見えにくくなるから、ということで身長160cm以下の女性のみ、だそうです(笑)
で私は順番が早かったのでどの席も選び放題。せっかくなので小さな椅子席で一番前にしました!『僕の~』のチケットを見せて、ちゃんと300円引きにしてもらって♪初の当日券、うまくいってよかったよかった。でもこれはキャラメルボックスだからかもしれない・・・他の公演だと「ちゃんと観られる」という確証を得られないような気がする・・・。




で、前説の途中で誘導されて席に着く。加藤さんが「当日券の方がたくさん入っていらっしゃって・・・」と言うと客席が私たちを見回して「おぉ~」という感じの感嘆の声をあげる・・・木曜日の時とは逆の立場になりました~。でも今日は木曜日と違ってあらかじめ別会場も用意してたし、加藤さんも前ほど焦ることなくほぼ予定通り16時8分に開演。前説途中にも上からはロックな音が響いてきてましたけどね~。

お芝居は、おかあさんが亡くなって1年後の柿本家。3人の子供たちはそれなりに精一杯生きているけれど、何か違和感を感じている父・浩介。そこで、「アンドロイドのおばあちゃん」レンタルサービスの第1号に立候補し、おばあちゃんを借りることにする。が当然子供たちは反対。特に末っ子のキリコは大反発し、おばあちゃんと口も利かない・・・そしておばあちゃんをどうにかしたいと思ったクリコは、レンタルサービス会社のヒジカタと共に、「おばあちゃんを壊す」作戦を立てる。それは、東京中の電力供給をなくせばアンドロイドの電気は充電できず、おばあちゃんだけでなく全てのアンドロイドを破壊できる、という計画。この計画を次々と実行していくことで東京は大混乱になり、これがキリコの仕業だとわかったおばあちゃんとカシオはクリコを止めに行く。そして、クリコがなぜそれほどまでにおばあちゃんを嫌っていたのか、それは「また誰かを好きになって、またその人がいなくなってしまうのが恐い」という想いからだということがわかる。でもおばあちゃんは言う、「私は絶対に壊れない。たとえ電力がなくなっても、空に星がある限り、太陽光発電で壊れることは無い。」と。そして数十年後、おばあちゃんになったクリコは一人で暮らしていた。そこでふと約束を思い出し、「おばあちゃんに会いたい」と連絡する。それはクリコとおばあちゃんとの約束だった・・・。

長々とあらすじ書いてる間にも思い出すことがいっぱい!ほんとに素敵なお話でした。また一人だったんだけど、通路席の1番前だったんだけど、結構序盤から要所要所でしっかり泣いた。しかも手荷物預けてたのでハンカチも無く、ただ手で涙を拭うことしかできず・・・終わったあとはすごい目だったな(汗)

『僕の~』だけしか知らずに観たので、勝手にこの話も主人公はカシオだと思ってたら、クリコとおばあちゃんだったんですね(笑)小学生で大好きなお母さんを失って、懸命に普通に振舞おうとするクリコ、でも全てを受け入れて、見守ってくれるおばあちゃんの存在がクリコが必死で隠してきた寂しさ、もしくは自分で創り上げてきた虚勢をぐらつかせて・・・。彼女は「人を好きになること」を恐れてしまってたんだ、ということにはおばあちゃんと同じタイミングで気付いた私・・・遅いな(汗)でもそれに気付く前のおばあちゃんも、気付いた後のおばあちゃんも、想いはずっと同じなんですよね、クリコの本心を知りたい、ていう。クリコを止めに行く最後の怒涛の展開と、その後の穏やかなエンディングはずっと涙腺刺激されてました~。
それにしても、この二人だけじゃなく、色んな人に笑わされて、泣かされました。これは脚本のもってる力が素晴らしいんだろうなあ、そこに、感情の強弱をはっきり付けた演技をする役者さんの演技が乗っかって相乗効果が現れてて。それに、『僕の~』と同じ登場人物だったり、あっちで名前だけだったりした登場人物が出てて、シンクロ感が面白いです。しかもあっちでカシオ役だった大内さんがこっちではテレビ局のADみたいな感じでちょびっと出演・・・遠い席だったのにそっちも気になって仕方なかった(笑)
先に『僕の~』を観てたのもあるけど、『広くて~』の3人兄弟とおばあちゃんとのやりとりから、その後の『僕の~』の3人に成長したんだ、てことがすごく自然でしたね。クリコはお母さんの死を乗り越えて、人との関わりを断つこともやめて、ヒデのために一生懸命泣いたり怒ったり、スギエも家事をお母さんの代わりという義務感ではなく、楽しくするようになったんだな、とかもちろんカシオは『僕の~』での冒険の1年後、きちんと立ち直って前向きに成長してて、いつかヒデがやってきてお母さんにハンカチを渡すときがくるんだろうな、とか。
柿本家意外では、アリマさんも両方に登場。この人も強烈なキャラだけど、20年間ジャーナリストであり、浩介に片思い続けてたんだ、ていう軸が通ってた。

ところで。
この2作、登場人物の名前、幕末の人物から取ってたんですね~!て気付いたのは『広くて~』のヒジカタ・サカモトコンビからでしたが。パンフの配役表で見た時、「ん?」と思ったんですが、そのあとアリマさんに気付き、カツラに気付き。で、「じゃあ僕の~もそうなのかな?」と思ったらタカスギくんに、キドさんもいる!てことで。そしてphotoブックで過去の上演についての記録を見たら、昔はアリマさんじゃなくてサイゴウさんだったんですねー!サイゴウさんはインパクト大きいな(笑)

そうそう、カーテンコールでの一言挨拶、西川さんの挨拶はいい意味でぐだぐだになってて笑えました(笑)だって「キャラメルボックス」て言えなくて2回も噛むし、公演の話も、「東京では5月19日ごろから・・・」「神戸では6月18日ごろから・・・」て曖昧な!みたいな。共演者みんなずっこけまくり、一番リアクションの大きかった畑中さんにさんざん突っ込まれてました~☆

3作しか見てないけど、すっかりキャラメル好きになっちゃいました♪次のスケッチブックボイジャーも楽しみです!ダブルキャストだから、両方とも観ないと~!!
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by yopiko0412 | 2005-06-20 10:21 | 演劇  

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