演劇集団キャラメルボックス『サンタクロースが歌ってくれた』

2010/12/2-19:30開演 サンシャイン劇場

自分がキャラメルボックスを知った時には既に伝説的な扱いだったこの演目。去年の上川さん退団の発表と同時に発表になった時から楽しみにしていました。




お話は、結構複雑な構造。メインは現代のいつかのクリスマスイブ。そこに、「映画の中から出てきた大正時代の人物」たちが混ざって、だけど映画は虚構なんだけど、登場人物は実在の小説家たちで、だから現代の人にとっては彼らは良く知ってる人物。だけど、映画の中の人、なので、現代の役者が演じてることになって、その役者は別に存在してる・・・。わかってるけど複雑ね。文字にしにくいね。あんま細かいこというのやめます。

映画の中の芥川龍之介を西川さん、芥川の友人の太郎を上川さん。この人後の江戸川乱歩。で、この二人がバディの探偵ものなんで、警部役が近江谷さん。
この3人がとにかくありとあらゆる手段で面白いことをしようと仕掛けてる(笑)
登場の仕方からして面白い、てかあんな上川さんなかなか見れない。どったばったしてるけど、基本的に近江谷さんが終始ボケ倒し!役柄的にダメ警部な訳で、いくらでも遊べる遊べる~。それをひたすら突っ込む上川さん。だけどその上川さんに被せる近江谷さん。上川さんの必至な制止が、演技なんだが多少マジ(爆)
それにしても、やっぱりこういうハイテンションは大変だろうなあ。近江谷さん、声がもうしゃがれちゃってて・・・辛そうでした。上川さんも、絶好調の時とはちょっと違った・・・珍しい。時々声がひっくり返りそうになってたり。
(ふと、新感線のあれこれを思い出し、やっぱり種類は違えど「笑い」を追及する芝居というのは過酷なんだ、と思ったり。)

警部と上川さんのやり取りがなんといっても面白いんだけど、改札口のシーンは自由時間だろうなあ(爆)あんまりにも言うことを聞かない近江谷さんに上川さん本気で笑っちゃってでも芝居に戻そう戻そうと必死!
あー面白かった。
それと、警部が反対向きの電車に一人で乗っちゃった時の、あれはどうなってたんだろう?歩いてるけど少し後ろに下がり気味、とかは身体でやってるのはわかるけど、最後は立ったまますーっと流れていくから、あそこはやっぱり薄いシート敷いて運ばれてるのかしら?見えなかった。でも客席大盛り上がり!!

タイトルのところは芥川と文ちゃんの幼少期のシーンなんだね。かなり唐突だったけど・・・あれがメインなの?でもメインストリームは芥川と太郎の捩れた友情と太郎とミツの関係性、なんではないのかなー。
ちなみに、太郎とミツの関係性が割とあっさりしすぎてて、というか説明不足な感じで、どこに感情のクライマックスを持っていけばいいのかがわかりにくかったのが残念。大体、あの流れであの映画、今後どうオチをつけることになるんだろう(笑)

とにかくエネルギーと、祭感と、信頼関係と、がぎゅっと詰まった賑やかで幸せな時間でした!
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by yopiko0412 | 2010-12-10 21:52 | 演劇  

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