龍馬伝第四十三回「船中八策」

今回は中岡君がいっぱい出てきて楽しかった。新選組に追われてる龍馬と陸奥を助けに来たときの表情とやり取りがらしい感じ。

船中八策を軸にして、薩土盟約と弥太郎の奮起と・・・龍馬の集大成、弥太郎の集大成、が盛り込まれていた。



ここにきて弥太郎と龍馬をいい感じに並列にして見せる演出。龍馬が、今までの様々な人との出会い、その教えから学んできたことを船中八策に纏め上げる件で、教えてもらった人の名前を出すのはちょっとやりすぎだったけれど、かつてのシーンを間にプレイバックするのは画面的に感慨深いものが。だってやっぱり過去の龍馬はまだ若くて何も知らなくて、脱藩後は髪も衣装もなんかやっぱりみすぼらしいけど。ああ、そうだ、龍馬も最初はこうだった、と思い出す。今の龍馬は表情も態度も、そして考え方もしっかりしている。
対して弥太郎パートでは、こちらも散々後藤象二郎にいいように使われてきた過去をやっと学習して、「自分で商売をする」ことに行き着き、長崎のイギリス商人たちに教えを請う。その流れで、グラバーさんの変化にも言及。確かに長崎冒頭のグラバーとオールトの会話はきな臭い感じだったなあ、と。グラバーが、商売を通して人間に触れて、少しずつ変化してきたことがここでしっかり語られた、いいシーンだった。「名もなき若者たちがこの国の将来を真剣に考えている」

龍馬と中岡のシーンもよかった。新選組に襲われている龍馬と陸奥を助けに来た中岡の軽口、笑顔、ちゃんと龍馬の刀を拾ってきてること、逃げ場まで用意してあること、相撲対決。以前、武力倒幕か、大政奉還か、の方法論で対立したけれど、根っこでは同じ想いを抱いていることが、短いシーンながら伝わる。
そして、船中八策を中岡に披露する場面。中岡が徐々に熱を帯びていく様子。そこに加わる藤吉。藤吉って一瞬誰かと思ったけれど、もしや近江屋で最初に殺される下男がそんな名前?だとしたら、彼も含めてこの船中八策の場面を作ったのは哀しい伏線ですね・・・。
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by yopiko0412 | 2010-10-25 23:42 | 龍馬伝  

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