野田MAP『ザ・キャラクター』

2010/7/17 19時開演 東京芸術劇場中劇場

野田MAP「ザ・キャラクター」観劇終わり。無言になりました。途中から胸が痛くて。良くこれを書いて、表現したなあ…。演出もスゴイ。受け止めるこちらも体力いります。




現在と過去を、ギリシャ神話の世界を介して繋げて一つにする過程が巧み過ぎて分かってるのに説明できない。そしてそんな劇中における「現在」はそう遠くない現実の過去を置き換えた世界。
内容は辛いし眼を逸らしちゃいけないけど、肌で感じるのは怖いです…あの舞台表現全体がまたスゴかった。映像の使い方が効果的!
暗転後の拍手も、なんか拍手する気分とは違うような不思議な感覚でした。もちろん素晴らしい舞台だったんですが…。心に宿題を残されました。

パンフ、野田さんのメッセージも強烈!日本人にしかわからない舞台を世界に発信てほんとすごい!それにしても、あの役は古田さんだからこそ、の役でした。無邪気な中の狂気、徹底的に悪役なのに、本人に悪意が全くない恐怖。
コロス(というのとはちょっと違うけど、モブやガヤでもないし・・・)さんたちの身体表現とか尋常じゃなかったですし!ロープも強烈でしたが、「そう遠くない」からこそ今回の題材への挑戦がまた強烈で。演劇の可能性ってどこまで広がっていくんでしょう?

映像、照明、セット、紙と墨、変幻自在なコロスのような存在たち、そしてメインキャスト、がっちり組み合わさって、濃い空間。演劇って何でもできるんだな、なんて思ったり。
観れて良かった。

しかし東京芸術劇場初めてだったけど駅から直結だし客席見易いしロビー広いしなかなか良いのでは。でも来年改装なんだよね…。
改装前の三谷さんと野田MAPは絶対観たい!
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by yopiko0412 | 2010-07-18 20:37 | 演劇  

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