龍馬伝第十四話「お尋ね者龍馬」

龍馬伝第十四話「お尋ね者龍馬」

第1部の龍馬脱藩を境に、第2部に突入の龍馬伝。予告編でも、各種宣伝でもわくわくさせられてました~。
今回は、第2部初回ということで、登場人物それぞれの現状紹介、でも一方で時代は動き出してる、という風情。

内容の前に、第2部、ということで色々気付いたことなど。
まずわかりやすく、アバンタイトルは第1話と同じように、明治時代の成功した弥太郎の回想から。坂崎さんも登場。第1部の続きの話を聞く、という体裁。で肝心のオープニングは案の定変化あり。桂浜に立つ龍馬の遠景から、で英語表記も変わってる。一部映像も青かったかな?
そして、龍馬伝紀行は予告通りいちむじんから清塚さんのピアノに変更。でも龍馬伝のテーマソングを演奏していることに変わりはない。なるほど、そういうことなんですねー。これは第3部、第4部の紀行で何の楽器になるか、楽しみですね~♪ギターとかチェロとかもいいなあ。
そしてラストの次回タイトル表示はこれまた予想通り台本の色が赤から青に。
ということで、ほんとに今までの大河ドラマとは全く違う趣向だけど、かっこいいし、とてもわくわくさせられる趣向で、楽しみがどんどん増えてきます。




そして、本編では、龍馬の脱藩後、土佐で吉田東洋暗殺後、世の中がどうなったか、が中心。
土佐の描き方は、完全に東洋派が衰退し、土佐勤皇党が幅を効かせ、攘夷に一直線。今や武市さんが藩を動かしている。
弥太郎は龍馬の捕縛を失脚した後藤象二郎から命じられる。
以蔵は武市に心酔するあまり・・・。
龍馬は、脱藩するも、京都へは向かわず、自由に動いてる。そんな中、大阪で土佐の人々と交わる。

龍馬の登場について、ラジオで「登場感のある登場になってます」と言っていた通り、冒頭からしばらくは後ろ姿での旅の様子だけ、弥太郎と大阪の街で満を持しての再会。最初は能天気な感じだったけど、「吉田東洋を殺したのはわしじゃない」という辺りから、ぐっと龍馬の雰囲気が変わった。そして弥太郎にも土佐へ帰るように諭す龍馬。家族のことを考えろ、という言葉は、家族を捨てて土佐を出た龍馬にとっては、弥太郎には家族を大切にしてほしい、という気持ちの表れ。
そして、今回新キャラクターも含めて多くの人々が描かれているのに、一切登場しなかったのが坂本家の面々。これは前回龍馬の脱藩を見せなかったのと逆で、坂本家のことには一切触れず、でもなんと武市の言葉から、彼らが無事である、ということを示して見せた。こういう構成すごい効果的だなあ。
街角での争いの時、兄上からもらった刀を足蹴にされての「かなわんのう」とか、あの件、すごい上手かったと思う。敢えてひょうひょうと能天気な龍馬と、変化した龍馬をくっきりと表現するシーンを繋げたのは面白かった。

そして、坂本家の代わりに岩崎家の雰囲気がまたステキ。弥太郎も凹んだり怒られたり泣いたり忙しいけど、喜勢さんの妙に現実的でしっかりした感じが出てきて、彼女にも期待。

そして、武市さん、もう分裂もせず、黒い武市さんが乗り移ってる。本当はやっぱり龍馬に傍にいて欲しいと思ってる。だから「戻ってこい」というけれど、龍馬が帰ってこないことも薄々わかってる、けど寂しい。
そして今度は以蔵。本当なら龍馬に言うべき言葉を、龍馬のことを指す言葉を以蔵に発して、以蔵を意のままにしてしまう。泣く以蔵を抱きしめたあとの武市さんの表情が、怖い怖い・・・。
そして武市さんのためなら、とついに人殺しに手を染める以蔵。だけど、その様子も、いわゆる「人斬り以蔵」の鋭さではなく、迷いながら、あいつは悪い奴なんだ、と言い聞かせながら、震えながら、そして一発じゃ仕留められず、というか刀で殺すこともできずに、もみ合ってもみ合って最終的には首を絞めて。これって、手にまさに「人殺しの感触」が残る殺し方で。それがますます以蔵の恐怖と今後の展開を増幅させる気がします。だって彼は今後刀で人を殺しても、きっとその度に最初の絞殺の感触を思い出すことになる・・・。
それにしても、このシーンの演出はすごかった。光の使い方、音楽の使い方、カメラワーク。わかっててもドキドキするし、切ない暗殺シーン・・・。

それにしても、まさか寺田屋での薩摩藩の事件があんなさらっと流されるなんて!お登勢さんは出てこないのですか?
あと、ちらっと映った長州藩の面々の中で、久坂さんがいきりたってるのに反して、桂さんはなんとなく微妙な表情で。これって桂さんの今後の身の処し方を暗に表してるのですよね。短い中に色々な要素を入れてきてる脚本、健在。
今後の展開にも大いに期待を持たせる第2部初回でした!
[PR]

by yopiko0412 | 2010-04-04 23:20 | 龍馬伝  

<< 『シャーロック・ホームズ』 『ヘンリー6世』 >>