龍馬伝第一話「上士と下士」

なんだか緊張な感じで始まった大河ドラマ。
年末からの特番やらなんやら、ご本人も色々ラジオで語ってたりもするのでちょっと期待も大きくなってたのです。

で、冒頭が予想通り、明治になって三菱財閥を築いたあとの岩崎弥太郎の場面。香川さんのど迫力!記者に「坂本龍馬について教えてくれ」と言われてからの、「大嫌いじゃき!」なんていいながらも目には涙が、表情はどこか自然と緩んできてしまうのを抑えているような、だから、その言葉とは裏腹の想いが、あるんだということがひしひしと伝わる場面にぐっと惹きつけられた。




そして、回想が始まる。もちろんそれは少年時代から。
このちび龍馬くんがまた事前の評判どおりかわいい!ちょっとおどおどしてたり、ずぶぬれになって帰ってきたら家の女の人たちに囲まれてやいのやいの言われてる過保護な感じ。父や兄に怒られてしょぼくれてる感じ。弥太郎におまんじゅうあげようとして気圧されてる感じ、ほんとに普通の末っ子の子供だったのだなーと感じられます。

子供時代からして、土佐藩の上士と下士の対比がすごくて、それは全編に渡って描かれていて、その流れの中で、上士に殺されそうになった龍馬を母が身を挺してかばい、そのために病が悪化して亡くなってしまう。だけど、それを龍馬のせいだとか誰も責めない。かといって上士のせいだとも言わない。龍馬は一人、母の行動を心の内にしまいこんで、成長していく。
だから、大人になった龍馬は、理不尽な上士にも楯突かない。自分が逆らうことで、誰かが犠牲になることがあることがわかっているから。そして、例え自分が上士や仲間に見下されても、それは自分自身を貶めることにはならないから。

初回なので、色々な人たちの顔見せの部分もあるけれど、武市道場の同年代の若者たちの関係性、抑えきれない鬱憤、それをなんとか抑える武市の姿が、今後の彼らの行く末を思うと、伏線になっている。対して、身分の低さからひねくれてはいるけれど、学問への向上心と、這い上がりたいというストイックさに溢れた弥太郎、龍馬を加えたこの3人の立ち位置やキャラクターがきちんと分けて、それでいて絡んで描かれているなあ、という印象。
何を考えているのかわからない、と周りに言われまくっている龍馬だけど、弥太郎が上士に絡まれていれば、誰よりも早く駆けつけ、かばう。動けない武市と違う。そして、ひたすらに謝り、命を乞う。だけど、「下士も人間じゃ」という一点だけは譲らない。両親を恨めと言われても、それは受け入れられない。その芯だけは守り通す。
そして、そんな龍馬の言動に納得がいかない弥太郎、武市、乙女姉さんだけど、でもなにかちょっと違う印象を龍馬に抱くことにもなった。それが何なのかは、まだ誰もわかってないけど、何か違う、という違和感を植えつけた。

75分のスペシャルバージョン、18時からのBS-hiと20時からの総合と両方見てしまった(笑)
映像は確かに凝ってるなあ、という印象だし、ロケの風景も美しい。このクオリティを1年間維持してもらいたいです。
それにしても、なんだか面白かったと同時にちょっとほっとした初回の放送。

あ・・・でも一個だけ。
「少しはわかるぜよ」の台詞回しにはちょっと「・・・おいおい(汗)」と思ってしまいました。
ま、仕方ないかー。
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by yopiko0412 | 2010-01-04 23:18 | 龍馬伝  

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