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パブリックエネミーズ

ジョニー・デップが実在の銀行強盗、アンチヒーロー役、予告ではかっこいい方のジョニー。この人は作品によってかっこいい感じだったりエキセントリックだったり儚げだったり、カラーが違いすぎるので面白い。それが役者。

実在のパブリック・エネミーズと呼ばれた銀行強盗、ジョン・デリンジャーが仲間たちと強盗を繰り返し、それを追うFBI長官と現場指揮官パーヴェスとの攻防、デリンジャーは逃走途中に出会った女性ビリーを伴い逃走を続けるが、執拗なFBIの追求、仲間の暴走、仲間の裏切りに遭い、追い詰められていき・・・。



立て続けに色んなことが起こるので飽きはしないんですが、どうもピークがないというか、ずーっと同じテンションというか。
銀行強盗シーンも、派手派手にやるのかと思ったら同じ手口の同じような場面があっただけ。
それにしても内容をわかりにくくさせたのは、登場人物たちの見分けのつかなさ!(爆)だって、みーんな同じようなシャツにベスト、帽子姿が基本、これギャング側もFBI側も似たようなもの。しかも彼らの名前もちゃんとは紹介されてなくて、次々に名前が出てくるけど、あだ名だったり、人によって呼び名が違ったりで、誰が誰で、誰と誰がもともと仲間で、とかそういう人間関係がぐっちゃぐちゃ。
後半では、シンジケートとFBI側が実はつながってました的な展開もあったけど、わざとらしくFBIの人間がシンジケートの人間の名前を言ってたから推測できたようなもので、それでもなんだか釈然としない。

FBI側も、途中まではデリンジャーに手を焼いていたのに、ある日突然逮捕しちゃったり。え?みたいな展開が多く・・・。
山小屋での銃撃戦に至っては誰が誰だがほんとにわからなかった(汗)

さらにわからなかったのは、ビリー。何があんな一瞬でデリンジャーとビリーを結び付けたのかよくわからなかったんだけど・・・。そんなものですか?納得するしかないのかな?

ラストの、ビリーにデリンジャーの最後の言葉を伝えにきた捜査官のシーンは、ちょっとよかった。

by yopiko0412 | 2010-01-04 22:49 | 映画  

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