『リチャード3世』

2009/1/28-18:30開演 赤坂ACTシアター

古田新太舞台生活25周年記念公演第1弾!&いのうえさんが満を持してのシェイクスピア正面勝負!という触れ込みのこの舞台。話題性十分なのに、なぜか通常の新感線公演よりも公演期間が圧倒的に短くて、チケット戦線が大変でした・・・。なんとかかんとか、平日夜のA席チケットをゲットできた、という感じです。




も、ストーリーは言わずもがなのリチャード三世です。
が、そこはいのうえさん、ちょこちょこ変化球を混ぜたり、面白が見え隠れしてみたり。
手法としては、サイケな服装とか、映像使うとか、時代を無視して拳銃やら携帯やらPCやらテレビ放送やらを多用してたりとか、最近よくいのうえさん(だけでなく色んな演出家も)使ってるな、という手法。
舞台上にテレビ画面が設置されてるのはSHIROHを思い起こしましたねえ、でもこのテレビ画面が、全部同じ映像じゃなくて、たまに2種類くらいの映像になってるときがあって、しかもそこに結構説明的な情報を流してくれてるものだから、舞台を見てるとそれを見逃す、テレビ見てると舞台がおざなり、というジレンマが・・・しかも、テレビそんなに大きくないので、2階席からだと文字が見えにくかったです。

古田さんのリチャードは、うーん、私的にはもうちょっと、という感じがしたのです。たぶん、求めてるレベルが高すぎるんだとはわかってるんだけど、もっと凄みが滲み出るかな、と思っていたので(チラシ写真とかすごいから!)、肩透かしかな。なんだか、悩まない悪人、極悪非道の悪人、というイメージのリチャードなんだけど、古田さんマジックなのか、たまにチャーミングですらあったのがなんとも(苦笑)
あと、古田さん普段から滑舌があんまり・・・なので、リチャードの早口で大量の台詞を吐かれると、なんか台詞がすらーっと抜けてしまってる印象。
うーん、色々もったいないー。

リチャード三世って、ヒロインは一応アンなんです。それはわかってるけど、いつ見ても、アンってシドコロの無い役・・・そして前半のリチャードに口説かれる部分が終わったらもういなくてもよくなっちゃう、ていうのが(汗)
で、代わりに存在感たっぷりなのが、3人の母親たち!マーガレットの禍々しい呪い、エリザベスのぎらぎらした欲望と強さ、前ヨーク公夫人の悲痛、この三つ巴がすごかった!3人が口々にそれぞれの現状を嘆き、誰かを呪い、貶める場面はぞくぞくしました!

あとはバラバラと。
・2幕始めのリチャードの登場に爆笑!同僚の感想は「ゴン太君」(爆)
・男の子の子役二人がうまいしかわいらしい、と思ったら元ガブローシュだったり。なるほど。
・子供エリザベスの衣装はサンタかと思った、なぜあの子だけあんなテイスト?同僚に言わせると「しずかちゃん」ですって。
・アクションクラブの人だけは身のこなしですぐ見分けがつきます(笑)
・リッチモンドの演説画面には「Yes I Can!」の字幕が~時事ネタ!!
・リッチモンドって、リチャード三世見るといつも唐突に現れていきなり王位に就くのよね・・・今回も唐突だった。てか衣装にちょっと笑ってしまいましたが。王子?(笑)
・オープニングのジューダスも発車ベルもないのね・・・。
・カーテンコールの古田さん噴水もないのね・・・。
・カーテンコールの音楽もいつものじゃないし。
・テーマ曲かっこよし、しばらく頭の中回ってました、岡崎さんさすがー。

楽しんだが、「もっと!!」感があったので・・・次の「蜉蝣峠」に期待します。東京楽日(!)も含めて2回観劇予定です♪
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by yopiko0412 | 2009-02-21 01:10 | 演劇  

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